書類選考が通った次は面接です。面接が決まったら面接時の基本的なマナーは、誰もが気になると思います。
面接時の基本的なマナーを知っていないと採用担当者に悪い印象を与えてしまいます。採用担当者にあなたのことを快く知ってもらうためにも面接時の基本的なマナーを押さえておきましょう。
失敗しない!面接時の基本的なマナー
Step01 訪問のマナー
面接訪問の際は、遅刻しないことを心掛けましょう。原則として、遅刻はNGですがやむを得ない場合は必ず電話を入れましょう。
面接時間に遅れる連絡を入れる際は、以下の3つの点を伝えます。
- 誠意のあるお詫びの一言をいう
- 遅れる理由を説明する
- 到着時刻を伝える
遅刻の連絡を伝える際は長々と説明するだけでは、印象を悪くしてしまうため要点のみを伝えましょう。
面接の遅刻は採用担当者に印象を悪くしてしていますので、面接時刻の10分前には到着しておくと良いです。
面接会場に到着したら、身だしなみを整え携帯電話をOFFまたは、マナーモードに設定してから受付に向かってください。
Step02 受付のマナー
受付に着いたら、元気よく挨拶をして「ご自身の名前、面接の約束をしていること、面接開始時間」をゆっくりと大きな声で伝えましょう。
「例:お世話になります。本日△△時に採用担当の□□様と面接のお約束をさせて頂いております。○○と申します。」
用件を伝えたら担当者が来るまで、姿勢を正して待っていましょう。担当者が迎えに来たら再度「本日△△時に面接のお約束をさせて頂きました。○○と申します。よろしくお願いいたします。」とあいさつをして、お辞儀をします。
Step03 控室のマナー
企業によっては、控室に案内される場合があります。控室に案内された時は、携帯を触ったり本を読んだりしないで、自分の面接の番が来るまで静かに、履歴書や応募企業の資料に見るなどして待っていましょう。
Step04 入室のマナー
1. 入室時
名前を呼ばれたら、ドアを3回ノックし「どうぞ」の声が聞こえたら、「失礼します」と断りを入れてドアを開けて入室します。
部屋に入ったらドアの方を向きドアを静かに閉めます。ドアに背を向けながら後ろ手でドアを閉めることはしてはいけません。
ドアを閉めたら面接官の方に向いて、「よろしくお願いいたします」と元気よく挨拶し、お辞儀をしましょう。
2. 着席時
椅子の横に立ち「本日はお時間いただき、ありがとうございます。○○と申します。」と言い、お辞儀をします。面接官から「どうぞお座り下さい」の声が聞こえたら「失礼いたします」と言い着席します。
着席の際の鞄が椅子の横に立たせた状態で置くか、椅子の脚に立てかけて置きましょう。
お辞儀の使い分け
お辞儀には頭を垂れる角度で種類が変わっていきます。角度15度で軽いお辞儀で扱われる「会釈」、角度30度で一般的なお辞儀である「敬礼」、角度45度で最も丁重なお辞儀である「最敬礼」の3種類に分けることが出来ます。
面接の時もこの3種類を使い分けることが大切です。
会釈
・面接室への入室時のドアの前でのお辞儀
・すれ違いざま
敬礼
・自己紹介後のお辞儀
・面接官への挨拶をする時のお辞儀
・質問が終わった時
最敬礼
・面接が終わった後の面接官への感謝のお辞儀
・面接室からの退出の際のお辞儀
Step05 面接時のマナー
面接の際は、緊張で表情がこわばり声が上ずってしまう人がほどんどだと思います。ですが、面接で緊張することは当たり前のことです。面接官もあなたが緊張していることを想定して話しかけてくれるので、変に緊張しすぎないで落ち着いて面接に挑みましょう。
面接では、視線は面接官の目を見て、表情は笑顔で受け答えすることで面接官に好印象を与えることができます。受け答えする際は、必ず「はい」と一言入れてから答えることで、自然な間が出来て、受け答えが食い気味になることを防ぎ落ち着いて答えることが出来ます。
面接時の言葉遣いにも気を付けましょう。言葉遣いで面接官はあなたの人間性などを見ています。完璧な敬語で受け答えできるのが望ましいですが、どうしても敬語に自信がなく、受け答えが変になってしまう人は、「です。」、「ます。」口調でいつもより、大きな声でゆっくり話すことを意識しましょう。
Step06 退出時のマナー
面接終了の合図がでたら、「本日はお忙しい中、お時間いただきありがとうございました。」と大きな声でお礼の一言を述べ、座ったままお辞儀をしましょう。
お礼の一言とお辞儀が同じにならないように、お礼の一言を述べ終わってからお辞儀をします。
お礼の一言とお辞儀が終わったら、立ち上がり椅子の横に並び「失礼しました。」と挨拶して、深くお辞儀をします。挨拶の際もお辞儀と被らないように挨拶を述べ終わった後にお辞儀をします。一礼したらドアの前まで移動します。
ドアの前まで来たら再度面接官の方を向き、「失礼しました」の挨拶とお辞儀して、退出します。退出した後のドアを閉める際は面接官の方を見て、静かにドアを閉めます。ドアを閉める時に面接官に背を向けてドアを閉めてはマナー違反です。
Step07 家に帰るまでが面接
退出したからと気を抜いては行けません。企業から出るまで、あなたのしぐさや態度を受付の人や働いている社員の方があなたを見ています。企業から出るまでは、面接に来ていることを意識しましょう。
失敗しない!面接時の基本的なマナーのまとめ
面接でのマナーで失敗しないためにもあらかじめ入退出のマナーもそうですが、面接の際の一連の流れを練習しておくことが必要です。面接のマナーで失敗する人は、準備不足かぶっつけ本番で面接を受けてしまい失敗する人がほとんどです。面接官にあなたのことを快く聞いてもらうためにも事前に面接時の基本的なマナーの練習を行いましょう。